分解された形跡がないK6Aエンジンのヘッドを取り外してみると

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1~3番まですべてバルブが干渉した跡がありました。
しかしバルブの表面を掃除してみて

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接触痕を調べてみましたが、目視で確認出来るほどのダメージは見られませんでした。
バルブからの圧縮漏れは先の記事でも説明した通り1番のExバルブから僅かに確認出来る状態でしたが、ヘッドのO/H際にすべてのバルブをチェックしておきます。
清掃ついでに

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ヘッドの歪みを測定していますが、その辺りについては何も問題ありません。
そう言えばあまり状態が良くなかった1番ピストンだけは新品に換えておこうと取り寄せてみましたが、

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バルブの干渉を避けるように加工されたピストンが届きました。
ディーラーに確認してみたところ画像の物が代替品だそうです。
このまま使用しても問題無いと言っていましたが、念のため重量を測ってみると

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どちらも172gで同じでした。
※チューニングではないので最小は1gで測っています。
正確なピストントップ容積までは測っていませんが、こちらもおそらく同じだと思います。
しかし今回はお客様の要望もあり、すべてを代替ピストンに交換します。
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