エンジントラブルで運ばれて来た

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FC3Sですが、お客様に確認してもらった通り

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ボルトが折れてエキセンのプーリーが外れていました。
35年間この仕事をしていて初めて見る症状ですが、昨日の時点では原因が分かりませんでした。
とにかくフロント周りを

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外して確認してみると、当初折れたボルトは1本で後は緩んで抜け落ちたと思っていましたが、

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残り3本も全て折れていました。
折れボルト抜きをするより交換した方が早いと思い、新品の見積もりを取りましたが、余りにも高額になるため

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当社在庫の中古品を使用する事にしました。
ファンシュラウドに

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傷が無いので、勢いよく外れたのではないと思いますが、念のため外れてアンダーカバーの上に落ちていたプーリーも

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振っていたら駄目だと思い、

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こちらも在庫の中古品に交換しています。
後、ベルトは良く見ると

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特に滑った痕跡もなく再使用出来そうでしたが、2本がレッカーの方に切られていたので

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4本共新品に交換しています。
取り合えず

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ボスを交換後

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元通りに組み直して

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エンジンを始動出来るようにしています。
暖気が終わるまで確認していましたが、

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プーリーが振っている様子もなく、未だに原因が不明です。
次に

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下回りですが、一見問題無いように見えましたが、よく見ると

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アンダーカバーの左後方がオイルで汚れていました。
おそらくパワステ辺りからだと思いますが、これに関しては後で確認しておきます。
それとオイルパン右後方に

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冷却水が付いていたのは、インマニのガスケットからだと思います。
インマニを組む際に液体パッキンを使用しても駄目だったようなので、インマニ自体の交換が必要になると思います。
最後にメーターの左側から音が出ていた件は

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リアワイパースイッチが入っていただけだと思います。
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