今回はクラッチトラブル等で入庫したそのダンプの作業報告です

まず症状を確認すると「クラッチペダルが重かったり軽かったりする」「バキューム漏れの警告灯やブザーが鳴る」「クラッチの遊びが多すぎる」などが確認出来ました
なのでまず疑ったのが

ダッシュ周りを外してやっと確認が出来る状態になったクラッチブースター
となりのブレーキブースターと比べてもオイルで汚れているのが確認出来ると思います
なのでオイルが滲んでいたマスターと

クラッチブースターは新品に交換しています
作業のついでとなるので

クラッチオペレーションシリンダーも交換しています
このシリンダーは一見すると調整出来そうにも見えますが本来自動調整なのでここで遊びの調整は出来ません
ここまでが先方から依頼されていた内容ですがこれではクラッチオイル滲みが無くなったのとバキューム漏れのブザーが鳴らなくなっただけです
運転に支障が出る遊びの多さはクラッチ本体だと思いますので

週末にはミッションを下ろして確認しています
やはり

クラッチディスクもかなり磨耗していて厚みが1mmもありませんでした
カバーの方も

レリーズベアリングが当たって削れている箇所や接触痕が殆ど無い箇所があったりと反ってる形跡があります
なのでこの2点は新品に交換予定です
ここまででもかなり部品代がかさんでいますが

センターブレーキを外した時気が付いたのですが

ブレーキシューの厚みが1mm前後しかありません
作業ついでとなりますので交換するかどうかご検討ください
それにしてもトラック等お仕事で使われる車輌の部品は高いですね
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